このポータルサイトを初めてご覧になる皆様へ

1-1.これまでの経過
川崎市では、平成22(2010)年10月に「川崎市地球温暖化対策推進基本計画」を策定し、地球温暖化対策を進めてきましたが、近年、気候変動・地球温暖化の問題が顕在化し、さらなる取組が必要となりました。
1-2.脱炭素宣言と脱炭素戦略
そのような中、令和2(2020)年2月に2050年のCO2排出実質ゼロを表明し(脱炭素宣言)、同年11月には脱炭素戦略「かわさきカーボンゼロチャレンジ2050」を策定しました。
*脱炭素戦略とは、川崎市が脱炭素化の取組を進めていくためのスタート地点として、2030年におけるマイルストーンや先導的な取組などを位置づけたものです。
1-3.川崎市地球温暖化対策推進基本計画の改定
脱炭素戦略「かわさきカーボンゼロチャレンジ2050」を踏まえ、脱炭素社会の実現に向けた取組を一層加速化させるため、これまでの地球温暖化対策推進基本計画を令和4(2022)年3月に改定しました。
*改定した川崎市地球温暖化対策推進基本計画の3つのポイント*
①2050年の将来ビジョンの明確化
②2030年度の削減目標等の設定
2030年度までに「温室効果ガス▲50%削減(2013年度比)」&「再エネ目標33万kW以上導入(2020年度実績20万kW)」
③5大プロジェクト(再エネ、産業系、民生系、交通系、市役所)の設定

1-4.「川崎市地球温暖化対策等の推進に関する条例」の改正
さらに、川崎市地球温暖化対策推進基本計画の改定を踏まえ、2050年までの脱炭素社会の実現を目指すことを条例に位置付けるとともに、産業部門、民生部門の先進的な取組として、次の5つの新制度を位置付けました。
* * *

2-1.川崎市で太陽光発電設備の導入を特に進める理由
脱炭素社会の実現に向けては、発電するときに温室効果ガスが発生しない再生可能エネルギーの導入を進めていく必要があり、国においても「再生可能エネルギーの主力電源化」を目指し取組が進められています。
川崎市のような市域のほとんどが市街化された都市で再生可能エネルギーの普及を進めるためには、土地開発などを必要としない「建築物への太陽光発電設備」が最も導入ポテンシャルがあるため、川崎市ではその普及に取組んでいます。
2-2.太陽光発電設備設置のメリット
太陽光発電設備は地球温暖化対策の他にも、設置する方に様々なメリットがあります。
①環境への貢献
太陽光発電設備を4kW設置すると、2,000kg-CO2の削減が可能であり、これは1世帯の年間CO2排出量2,570kg-CO2の約80%に相当します。
②災害時におけるレジリエンス強化
太陽光発電設備は太陽光があれば電気を使えるため、災害時の安全・安心につながります。
③電気代の削減
太陽光発電で作られた電気を使うことで、電気の購入量を減らし、電気代の削減につながります。
特に最近では、社会情勢により電気料金が高騰しているため、その効果が大きくなっています。本市が行った「太陽光発電設備設置をした場合」と「電力会社から電気を購入した場合」の試算によると、設備設置をした方が30年間で100万円以上の経済的なメリットを見込むことができます。
2-3.太陽光発電に関する疑問について
川崎市では太陽光発電に関するよくある質問、疑問をQA形式でまとめています。
詳しくは関連リンク先をご覧ください。